遺産分割調停を有利に

まず、調停とはいったい何なのかということを正確に理解する必要があります。
相続の問題は本当にややこしく、弁護士などの専門家に依頼しない場合は、かなりの勉強が必要であるということをまず覚悟しましょう。

たとえば、遺産分割調停では相続人の範囲や遺産の範囲は基本的に話し合うことはできません。それらは調停の前に訴訟で決着とつけるべき問題だからです。
ただし、相続放棄の有無や離婚の無効など遺産分割審判で判断できる事項もあり、問題は複雑です。

遺産分割の前提として最初にすべきことは相続人の調査でしょう。実は隠し子がいたとか、親戚がいたということになるとそれまでの話し合いの前提が覆される恐れもあるわけです。
まずは、戸籍謄本や除籍謄本でしっかりと確認しましょう。

それが終わったら遺産の調査です。特に死亡直前の預金の払い戻しがないかなどがチェックポイントです。
なお生命保険は相続財産となりません。

遺産分割調停でよく出てくる争点は寄与分と特別受益の主張でしょう。
「父が死ぬ前に面倒を見ていたのは姉の私である。だから寄与分がある」とか逆に弟から「姉は父と一緒に住んでいて家賃を払っていなかった。だから特別受益を得ている」という主張がとびかったりします。
まず言っておかなくてはいけないのは、特別受益や寄与分はそう簡単に認められるわけではないということです。

身勝手な主張をすることは調停委員や審判官の心証を悪くするだけなので、注意しましょう。

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